プロローグ 3
結論からいうとM塾には行かなかった。
親子ともども好印象を抱いたのだけど...
週に3回、しかもそのうち1日は土曜日。
「それぐらい通わないと中学入試なんて無理です。」
みたいなことだった。
そんなに行くのー?
まだ4年生やでー?
私の方が、勉強不足で覚悟も
決まっていなかったのだ。
息子にはまだ秋になったとこやし、
くもんで大丈夫。
他にも見てみよう。
冬期講習からで充分やと思うで。
と伝えた。
息子の返事は「ふーん」
そのころ夫は息子とよく話をしていた。
塾にいって中学入試にチャレンジする意味。
息子の将来の夢を確実に叶えるためには、
どんな道を通るとしても勉強が必要であること。
また通塾しだしたら今までのような
自由な時間は減り、
時間の使い方が全く変わってしまうこと。
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一人目の子が公立中学、公立高校という進路なので
息子も近所の公立中学については雰囲気など
わかっているはずだ。
だけど私立中学は「灘中学校」という超難関校の
名前しか知らない息子。
そんなことで進学塾に通いたい、というのも
いかがなものか😅
色々見学してみないとね、と夏ごろから
話しはしていた。
ちょうど10月下旬、徒歩20分で行ける
某有名難関校の学祭があるので
遠足気分で見に行った。
公立中学高校しか知らない私たち家族は
まずきれいなエントランスに感心した。
...上履きに履き替えるんや...
...床もきれいや...
理科の実験や発表の教室をメインにまわったが
息子はどれも楽しく興味深そうに
一生懸命見てまわっていた。
...理科室かっこいいな...
...レゴ部に折り紙部、さすが公立とは違うな...
生徒の皆さんも感じの良い子達に感じられた。
思惑通り?息子のモチベーションはアップした。
それからまもなく、夫と息子は
H塾に見学と入塾テストを受けに行った。